2001/11/07

海の水はなぜ塩辛いの?

#白菜の塩漬け(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 世の中には知らないことはいくらでもある。物知りのヒトと物知りでないヒトの差なんてのは髪の毛の太さと陰毛の太さの差くらいの違いで大したもんじゃない。例えが変だな。つまりヒトがストックできる知識なんてのは大差ないということ。威勢よく威張ったり、したり顔したりするやつが嫌われたりするのは、本来大差ないのにってことなんだな、たぶん。モテモテちゃんになるには無知を無理なく装う技術を身につけないといけないらしい。

「そらさず、聞き役に徹す」

 結構難しい技術。みんながんばろう。

 何の話だ? そう知識の外縁はかなり広くて大きいなってこと。しかも外縁がキッチリしてればいいのだけれど、知識と思ってるだけってっていうグレーゾーンは、これがまたかなり大きい。偽物の知識をはがしていくと、全然知らないことだらけだっての。困った。

 つまり、当たり前のように使ってる言葉の中には習慣だけで使ってるものがわんさかある。わんさかってどういう意味さ? ほらね、もう見つけた。こんなこと気にしてたら、なんもしゃべれませんよ、書けません。習慣でなんとかなるってのは語源を知らないでも言葉は使用習慣で成り立つという証拠。

「ヤンボー」といえば「マンボー」。「ウ〜ッ!」っていえば「マンボ!」。「ピ〜ッ」って鳴れば「マ○○」。「ハクショ〜ン♪」に「だいまお〜っ♪」と唄い返すヤツは同世代だな、気をつけるように。いやいくら気をつけてても、いつかオレが暴いてやる! こういう会話でオレなら飯3杯食えるね。食うな!

 いやそういうことでなくてね。中性脂肪って何に対して中性なのさ? アルカリ性脂肪とか酸性脂肪って言葉を聞いたことがないので、PH関連じゃないような気がする。たぶん、こっちでもなく、あっちでもなくって意味の中性なんだろうな。男っぽくもなく、女っぽくもない中性の脂肪? 正義の味方でもなく悪の手先でもない中性の脂肪? なんなんでしょ。後者であるのであれば、最近は悪の手先の意味で習慣的に使われてるので「私の中性脂肪様が可哀想!」。

 こういうことが言いたかったのかな? いや、違うような気がする・・・。

 でも、とりあえずガッテンしていただけましたか?

 しねーよ。しかも、かなり寒いし、冬だからな。あっそうだ、立冬のお知らせでした。では。

2001/11/14

ズボラの妄想

#ソ−キそば(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 最近、空はほうきで掃いたような美しい雲。夜は自宅近くから見る新宿の高層ビル街が間近に感じられて何ともロマンチック。東京でも星がキレイって感じることができる日も多い。

 その代償がこの寒さ・・・許さん!

 そんな屁の突っ張りにもならんもんでごまかされへんで。あの夏を返してくれろ。来年になったらな、ちゃんと返してくれますね。常識です。着替えがめんどくさいので、できるだけ早く返して欲しいのがズボラの意見。

 理解してないと前に進めないと考えるのは人間の横暴で、雲は40億年前からあるのだし、そんな昔からあるものを「あれは実際なんなんでしょ?」なんてワザワザ考えて理解してしまった人間は、およそキチガイ。変なやつらなのだな。人間以外の向こうから見れば、だいたいがおかしなことを考える生物。

 おかしなこと考えてますか? へへへっ。

 いやいや、そういうことでなく、今年ボクといっしょに冬眠に挑戦してみようっていう勇者募集中。生きて春までに体脂肪使い切れば『誰でもできる冬眠ダイエット』の印税は山分けということで。どうです? どうです?

 そして来年の夏は、−無収入でも安心−『誰でもできる光合成』に挑戦!

 結論:ズボラは命取り。

2001/11/15

伸縮性「ひ孫の手」は携帯に便利

#ウニ丼(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 のどが少し痒い。マゴの手を飲み込んで、かき回したい気分。風邪か? 週末を前に、そんなこと信じたくない身体の予兆。

 イソジンの濃いめの水割りを作って、うがいで「年の初めのためしとて、終わり無き世の楽しさに、門松立てて〜♪」をフルコーラス唄う。楽しい。とても目出度い気分。バカですな。

 ペッっと吐き出すと、洗面所はヨウ素溶液色。洗面所はデンプン質でないことが判明する。目出度い。いや目出度くない。洗面所を洗浄する風邪気味の中年ひとり。誰が風邪気味やねん。認めへんで!

 つぎに、宮藤官九郎(くどうかんくろう)にだまされて、いや感化されて、ちがうな・・・触発されて、これもちがうな。洗脳されて? どうでもいいや。宮藤官九郎のCMスクリプトに感心しながら買った「ネイチャーメイド ヴァイタミンC」をばドカ食い。ドカ食いったって4粒。度胸ないな。せめて10粒いったらんかい!

 使用上の注意に「1日2粒を目安に」が朱記されてるのでね、度胸は4粒が限度。しかし、使用上の注意の「1日2粒を目安に」と「お早めにお召し上がり下さい」は矛盾のような、そうでないような。目安とお早めが、ゆるい表現だからだな。注意されてるようで、されてないような気分。

 現在、風邪の予兆は去って、気分よし。米びつカラなので買いに行く直前。寒いので無洗米にしたい気分。

2001/11/17

好きなモノ

#焼き鶏(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 カット作陶と宇宙人絵付けの鬼、平美穂子さんの作品が久々に見られるというので、フラフラと門前仲町近くに出かける。アヘン窟のような喫茶ギャラリーに若い作家の作品が並ぶ。今回は「宇宙人湯呑み(勝手なネーミング)」の一斉陳列のような壮観さはなかったけど、岡本太郎対極主義的というか、ポリネシア系縄文文様のようなベンガラの絵付けが目をひく。宇宙人顔文様のような若い娘が好きそうな絵付けもいいけれど、深さでいえばこっちの方がはるかにいい。両方が混ざってると、どうも展示の味が薄まってしまうので、次回は思い切って、こっちに統一して欲しいと思った。たぶん平さんファンからすると裏切りに感じるのかもだけど。

 今回は、初めて平さんご本人に会ってお話することもできた。カット作陶の工程などを詳しくレクチャーしてもらったり、コーヒーおごってもらったりして、大平鉢、コヒーカップ、キャンドルポット(灯炉)を購入して帰宅。

 しかし、自分の好きなモノを見つけると、欲しいと思うより、売りたいっていう衝動の方が大きくなるのは商人の性。

 次回は渋谷東急で展示とのこと。

2001/11/18

ヤーベ(エホバ)よりヤベー、ヤベー

#めかぶの酢の物(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 午後8時半頃。閉まりかけた近所のスーパーマーケットに食い物漁りに行ったら『HERO』の「あるよぉ」の役者さんを見る。温州みかん物色中。

 そうか「おいしいみかんはありますか?」とか話しかければ、話のネタになったのだな。いや、もうすでに『HERO』のネタじゃ古くてだめか。しかも顔コワイから話しかけられぬな。

 そいや最近『TRICK2』の番組宣伝が始まってる。嬉しい。あのスットコドッコイ冒険ドラマは好き。番組で見せるトリックの内容がもっと見たことも聞いたこともないものならなおよいのだけどな。それはプロが教えてくれぬのだろうか? とりあえず2002年1月からが楽しみ。

 スーパーマーケットから公園を抜けて帰る。若い男が二人、公園を歩きながら「ヤベー、ヤベー(やばい、やばい)」を連呼してる。紅葉樹木の美しさに感動しての感情表現。つまり自らの情動を押さえられなくなるやもしれぬという状態を誇張として表現してるものらしい。最近よく聞く表現。

 いつの時代も若人は詩人であるのだな。

2001/11/21

修行半ば

#鶏鍋(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 懐かしい人の訪問あり。どれくらい懐かしいのか忘れたのだけれど、おそらく年賀状だけの行き来というのが3度くらいか。そいで久々の商談。

 商談のついでに、近況などを情報交換。盛んに行き来してた頃、訪問者はアウトローでアナーキーな人であったので、子息の塾通いやマイホームの話など意外な話がてんこもり。時間は人を変えるのであるな。佳きこと、佳きこと。

 政情判断などは、未だアナーキーであるので、いかつい顔したオッサンが犬なんぞを「ナントカちゃ〜ん♪」と呼んでるような不思議な空気。

「矛盾だ! 転向だ! 裏切りモノ!」

 と少しくからかって楽しい。

 まあ、お金が儲かって、余裕ができて、色々欲もでて、買い、食い、遊び、これは誰がなんと言おうと無条件に良いこと。

 不用意な自己の現状(特に恵まれてないと考えてしまう状況での)を肯定するだけの言葉が、いかに寂しいものか。カッコ悪りーしな。それを知ってるヤツはなんも言えるはずがない。知らないヤツは、どんどん身を小さくして、自分の内外でなにが起こってるかも理解できなくなるのであるな。

 言葉は、全く同じ声紋を描いても、同じ意味を指示してるとは限らない。発声者によっても聴聞者によっても、変わってしまうのでね。それでは自問(発声者=聴聞者)だけしてればよかろうってことにもならんのだな。自分がアホであれば、自分が自分をドンドン訳のわからないに所に連れて行ってしまう。それはおそらく寂寞(せきばく)の地。色のない病みの世界。

 だから、自分はアホということがわかっているので、思いついたことはダラダラ人に話すのだな。それがどんな誤解につながっても知ったこっちゃない。いや、話さないと誤解をとくこともできないし、技も熟練に達しない。これは実に精神衛生上良いこと。聴聞者の精神衛生上の問題は知らない。

 たぶん、へこましてしまった人もいるのでしょう。素直にスマン。修行が足りてないということで。