2002/04/01

四月のバカ!

#むぎこがし(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 天気のいい日に一日中のデスクワーク。地味な一日。少しくイライラ。

 隣でウソ電話が飛び交ってる模様。手前も誰かにウソをつきたいのだけれど、雑件処理で鈍くなった頭だと、どうもイマイチ良いのが思いつかない。イライラ募る。

 なんて思ってるうちに本日も終了。

 踊り場の電球が切れたので、40Wから100Wにつけ替え。恥ずかしくなるような明るさ。宇宙船に乗ってるような気分。乗ったことないけど。

2002/04/02

外柔内剛

#豚の角煮(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 外に出て、色々人間観察してみると自分がイメージしてるより、かなりの大きさで「世の中には色んなヒトがいるなあ」を実感する。

 もちろん、これは自分というものを軸にして周囲を見渡した場合に感じうる主観というもので、相手からみるとこちらがかなり変わり者に見えるのやもしれません。

 違ったタイプの人間と交流を持つということは概ね快感。同じようなタイプの人間との交流ならなおさら快感。しかし、快感をともなわない人間交流というものも、間違いなくあるのだな。

 その多くは、自分を虚偽してひけ散らかすウソつきと、寡黙に守り続けて何も情報を発しない人間との交流になりますな。前者はオヤジに、後者は若年者に多い。自分も同じ道たどっているのであれば、ひたすら寛容に対応するしかない。

 勘違いしてるのは、たぶん自分の方だと思っていれば、腹も立たない。

2002/04/04

ダルイの対処療法

#鴨セイロ(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 毎年恒例、春の倦怠感。

 「ダルイ、ねむい、ダルイ、ねむい、ダルイ、ねむい」を何度もボヤキ繰り返しているうちに、あっという間に夕暮れ。こんなことなら、思い切って一日休んで行楽三昧の方がまだ効率アップなのかもしれんな。

 というわけで、ヌタリヌタリ仕事は深夜にずれ込むでしょ。そして朝が来て「ダルイ、ねむい」。

「お前はいったいどこへ行きたいのか?」

 なんて基本的な疑問が頭よぎったりしたら最悪。解答のないことを自問してはいけませんな。神経症になってしまいます。

 ラジオ体操第二をおもいクソやったら、息抜きに散歩にでも行って参ります。探さないで。

 飯食ったら帰ってくるのでね。

2002/04/09

隠蔽工作

#グラマシーニューヨークの杏仁豆腐(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 昼。中華弁当を食す。

 マスタードの切り口を開き、シュウマイにかける一連の作業の途中でズボンの上に半分ほどタラしてしまう。マスタードが温かいゴハンの横に設置されていたので、ゆるくなっていたのだな。普通だったら、しぼり出すもの、決してタレるものではありません。

 マスタードは下痢っぽい人糞の色。それがズボンに付着している様子は決して楽観できるものではありません。すぐさまティッシュでぬぐうね。いい年こいて、クソ漏らしの疑念なんぞを抱かれたら生きていけませぬ。うーん、ぬぐうとなんとかクソ漏らし疑惑からは解放される感じだけど、白っぽくなった痕跡が別の疑惑を喚起してるような、してないような。

 それより、マスタードをぬぐったこのティッシュは「ヒトが飯食うところでケツふきやがったな!」疑惑を喚起してませんか?

「そうだトイレに流そう」

 ティッシュに罪を着せてやればいいのだ(なんの罪?)。ケツをふいた訳ではない普通だったらゴミ箱で天寿をまっとうするティッシュさまを水の中でグルグル回して、クサイクサイ下水道に流してしまえばいいのだな。ドブねずみに凌辱され、下水処理場のカルキでボロボロにされて、跡形もなくなってしまえば、隠蔽工作完了。フフフ、オレも悪だな。

 これで、誰もオレが飯食うところでケツふいたなんぞと思うまい。

 ・・・・・・そういうことか? なんか違うな。

 だから、マスタードだって。

2002/04/10

空腹の合間

#しめ鯖(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 深夜に腹減って冷蔵庫を漁る。

 弟が日曜日に持ってきたケーキの残りがひとつ。胸焼けするだろうな。でも食う。

 近所の公園は「ヤマブキ」「レンギョウ」が満開。「ツツジ」もかなり咲き始めた。「カイドウ」はもう散っちゃってる。今年の春はなんだか植物の生育スピードに急かされてる感じ。この忙しさは、もしかすると植物の前倒し生育のせいではないかと思ったり、思わなかったり。

 やっぱりちょっと、胸焼けしますな。明日は夜食向きのインスタント雑炊かなんかを買いに行くことにする。

2002/04/11

床屋は政談好き

#パンケーキ(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 夜半からの雨が止まぬ。いつまで降り続くのでしょう。

 笹塚の藤平(とうべい)でラーメンとチャーハン喰らって晩飯。帰りに床屋で居眠りしながら散髪。なぜか飴を2ヶもらって帰る。

 散髪屋のおばさんに、政情についての意見を滔々(とうとう)と聞かされて、少しく疲労。こっちからはどうなってもいいような他人に反駁するのも大人げないと我慢しすぎての疲労であるのだな。

 政治の場が芸能の場と溶解しあって、劇場のようなおもむき。これはもう昔からの傾向で最近はさらに加速する文化現象。政治が機能として認められない状況と芸能が神話の代弁機能を摩滅し果てつつある流れの末。今に彼の国のように裁判あたりが芸能としてもてはやされるようになるのだな。いや、もう擬似的テレビ番組がイヤらしく流布されてるのでこの運動は止められない。あらゆる審判が幻想の一部でしかなく、とりあえずの結論であるってことだけは忘れないようにしよう。あと、本物の裁判の映像が決して流れないように当局にはガンバってもらいたい。悪者は必ず正義を背負ってやってくるのでね。強いよ。気をつけて、気をつけて。

 現状が明治維新以来の転換期と定義付けてる割には大したことやらないってのが、政治を芸能っぽくしてしまってる要因のひとつなのでしょう。大きなこと言って、小さいことしかやらないってのは、幼児向けアニメのよう。

 高杉晋作のような実務的天才テロ屋を好きだと言ったり、坂本龍馬のような、大フィクサーが理想の人物だと言ったりする輩が政治やってるのだからそれもそうだな。芸能的にとらえれば、維新以前の人物は魅力的で大変面白いのだけれどね。政治屋が好きって言うことは明治維新を「戊辰戦争」だと思ったり「尊皇攘夷」だと思ってたりしてるってことなんだろう。彼らに芸能はできても、政治はできないでしょ。

 明治維新の政治的肝要はおそらく、富国強兵や士族廃止なんてもんじゃなく、地租改正と廃藩置県。見た感じ地味でしょ。表向きの劇的な転換と価値の大移動を喜ぶ芸能と違うのですね。地租改正は江戸の米本位制や金銀為替の経済と自然が密着複雑化して、改革しようにもどうにもうまくいかなかった状況を一気にシンプルにしてしまいます。とても扱いやすいシステムパネルを工作したようなもの。廃藩置県は、マイナスの付加価値生産能力しかない赤字増産階級の士族をチビチビやっつけてたんじゃラチがあかないので、殿様の権限を一気になくしてしまいますね。女王蜂退治です。ついでに細分化した経済単位をどっさりまとめて県にしてしまいます。無理矢理に。つまり明治維新というものは、士農工商すべての人を一時的に敵にまわしてしまうようなことをこの2つの政治的判断で断行してしまうような苛烈な改革なのですね。

 今はどうです?

 そのまま現代に単純代入してみれば、5年以内に税制をすべて消費税に一本化。消費税率20%で20年固定。47都道府県制を廃止して全国5州に統合。規制見直しなんてチビチビやってないね。全撤廃の後、各州委任。くらいの迫力になるでしょう。

 つまり、それくらいのこと言い出さないってことは、今が明治維新くらいの迫力ある転換期でないか、政治が全く無用になってるかってことの証拠かもしれませんよ。

 明治の政治家はその政治的断行力によって、テロで何人も死んでますからね。ほんとに転換期なら政治家なんかになっちゃいけませんよ。死ぬよ。

 散髪屋やってる方がほんとに立派。

2002/04/12

地図鑑賞

#ラーメンネコまんま(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 ゴールデンウィークはちょっとあきらめムード。なんにも考えてないし、考えられない。秘かに近場の山にでも潜伏してワラビ刈りがせいぜいだな。去年もそうじゃなかったか? いや、一昨年も、その前も、その前の前も・・・。なんだ、毎年あきらめてるんだったな。じゃ、いいや。

 こちとら自営業なので、みんなが休むときに休んでワザワザ人ごみにまみれなくても、休みたいときに休めばいいや。なんて思ってると、なんにもしないうちに一年があっという間に過ぎてしまいます。やっぱり、人が休むときに休めばいいのだと思って、珍しく人ごみに出かけると、二度と行くものか! とあいなります。

 休暇を楽しむなんて性格に向いていないのだな。

 旅行は好きだが、どうも自己分析すると、移動する電車の中でボーッってしてるのが好きだってことらしい。目的地に着いても、飯食う以外は別にとりたてて楽しむことはない。

「ここはあそこだったのか」

 っていう、知識と現実が出会った時のワクワクする感じは多少あるのだけどね。

2002/04/15

初冷房

#おはぎ(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 暑い。電車も冷房。

 頬の先端が少しヒリヒリするくらい。帰宅して気象情報を確認すると、最高気温は28℃。どうりで・・・。

 ここ最近の傾向として、暑いからといって薄着で出かけても陽が落ちるとかなり寒くなるってな感じなので、キオスクで500円の使い捨てコートみたいなのを並べたら売れるかなあ? 売れないな。なんて無駄な妄想してたら、今日は一日中温暖化現象。そんな現象はありません。

 神田川沿いの「ハナミズキ」の花弁を太陽に透かしてみると、美しき景色。天然万華鏡。よい。

2002/04/19

寄り道

#きびなごの天ぷら(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 帰宅途中で笹塚の伊勢丹ストアに寄る。お気に入りの木綿豆腐を一丁カゴの中に入れてニマニマしてたら、この豆腐以外に買うべきモノがないことに気づいた。

 豆腐一丁だけをカゴに入れてレジで会計を済ますなんてのは、頑固な職人みたいでカッコいい(全く根拠はないが)なんて思ったのだが、やっぱり晩飯材料仕入中のてんこ盛りのカゴに混ざって行列に並ぶのは、なんだか不経済だし、気が引ける。つまりは小心者。

 果たして、豆腐を元の場所に戻して、しっぽを巻いて逃げるか? 「エロビデオ1本に対して洋画2本が適当です(またして根拠はないが)」の洋画2本に該当する迷彩食材を入手すべきか? ん? ってことは「エロビデオ=豆腐一丁」ということになってしまうな。まあ、いいか。よくない? いいよ、別に。

 結局、せんべいとヨーグルトを迷彩にして豆腐に固執してるエロティックな現在(だから、豆腐はエロビデオではない)を露呈しないように、もしくは緩和してレジを潜った。小心な貧乏くささに少しく反省。

 帰路は、せんべい立ち食いしながら、スーツ姿の変な図。

2002/04/20

湯豆腐〜鹿肉

#たまごぼうろ(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 最近運動不足のせいで、久々に「足が棒になるまで歩きたい」願望に襲われる。

 丹沢の大山をフラフラ歩いて、日向川を下る。途中「借り湯」で筋肉をほぐして、外灯のない山道を懐中電灯を使って下山。バスで伊勢原駅、小田急にて帰宅。

 大した道程ではないけれど、概ね満足。山の15kmは平地の15kmより筋肉は疲れるな。精神的には、まだまだ歩ける感じ。

 残念ながら本日くもり。外灯が全くない夜道は、晴れてたらさぞかし星が見える。それは次回。

2002/04/21

カス日

#クレソンサラダ(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 雨。予定もないので、一日中ゴロゴロ。

「晴耕雨読」は古来の教えと、本を読んでるといつの間にか寝てる。テレビをみてたら、また寝てる。飯食ったら、またまた寝てる。昨日の山道歩行の疲れが溜まっているのだな。そういえば、ふくらはぎあたりが少し筋肉痛。山を下る時に気を使わなかった証拠。未熟であるな。

2002/04/23

新しき日課

#カルメ焼き(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 昔からそうなのだが、最近特にに身体の柔軟性に自信がなくなってきたので、本日よりにわかストレッチ開始。いつものことながら他人に頼らず我流に。我流にといっても、小学校時代の準備体操を思いだしながら「こんなのもやったな、これもやった」てな具合。

 座して前屈→肩がつる。両手を後に回して握手(してないけど)→腕がつる。仰向けで両足をたたみこむ→腹筋がつる。とにかくあっちこっちつりまくって、筋肉弛緩状態でまともに身動きができない。でも、つった筋肉が痛いからケツの筋肉だけ使ってのたうち回る。変な動物。

 達人に秘孔を突かれて「オレってもう死んでるの?」状態。

 明日はもっと曲げて、延ばしてやるの決意。

2002/04/24

マイボスキャラ

#豆腐田楽(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 男子たるもの一歩外に出れば、7人の敵がいる。

 何を根拠に?

 切符の自動販売機で順番が来てから、初めて料金表を見上げ、バッグからオモムロに財布を取り出すオバサン(しかも途中でワケわからなくなって払い戻しボタンを押す)。自転車ぶっとばして歩道を走り、後方から警告ベルを鳴らしまくるオバサン(しかも隘路を抜けるワザなんぞもっておらんので、急ブレーキかけて両足立ちになる)。どう反応していいのか困る知人の陰口を披露してやたら、秘密を共有したがるオバサン。

 ほらね、3人しかいない。いいかげんなこと言っちゃ困る。正確に言えば3種類か。どうでもいいや。

 今日は良い天気。敵にも遭遇せず。

2002/04/25

ドアギロチン

#ちゃんぽん(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 渋谷駅「東急田園都市線ホーム」。

 下り電車に乗ろうとしたら、目の前でドアが閉まった。

「まあいい、許してやろう。急ぐ旅でもなし」

 の独り言の後、寸暇なくドア全開。これは田舎のバスでよくある「君を置いていくもんか! さあ、さあ乗りたまえ」という全開ではもちろんない。別車両の駆け込み乗車警戒か、ドアに何かが(多くはヒトが)挟まったので「オラオラ、ちゃんとひっこめんかい!」の全開であるのだな。

 もちろんそんなことは判っているのだけれど、目の前で全開されるとラッキー的サンキュな気分で、身体が反射的に車内にもぐり込もうとするね。実際したのでした。

 そうすっと、今度はボクが挟まった。頭は車内、右腕と右足は車外。大事なところはかろうじて車内。よかった、よかった。よかったか? よくない!

 しかも、今度はスッと開かない。少しくオロオロ。心の中は大変不安であったのだけど、顔はおそらくテレ笑い。ニマニマしてると、ドアのコーナーに背をもたれてる女子学生とおぼしき娘と眼があった。少しうけたわ的返礼の笑顔。なんだかちょっとうれしい。彼女は状況把握後とっさに、オレの胸とドアの間に非力な指をつっこんでドアを引き寄せようと「待ってて私が助けてみせるわ!」な行動をとってくれたのだが、開かない。

 これは車掌の見せしめというものかもな。つまり「ドアが閉まろうって時に何度も、何度も飛び込むんじゃねえ! 飛び込むとコイツみたいにさらし者にするぞ!」ってこと? 泣いていい?

 そのまま、三軒茶屋に到着。それはウソ。