2002/05/12

求む「蹴球世界大会」交通情報

#ゲタンハ(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 もうすぐワールドカップ、ワールドカップって言ってますけど、FIFAワールドカップですよ。つまりサッカーのワールドカップ。いまさらラグビーの間違いでしたなんてことになったら、それはそれで面白いのでいいのだけどね。

 しかし、今は直示できるほど、ワールドカップっていえばサッカー。他のワールドカップのメンツは丸つぶれ状態。バレーボールだって、水泳だって、卓球だってワールドカップあるんだかんね。

 まあ、私的にはテレビの前である程度熱狂はするのだろうけど、どうしても競技場に出かけて(チケットなんか入手できないけど)見ないと気が済まないってほどじゃないのも事実。未だにウェーブすらはじかんでしまうオジサンを許してね。

 それより心配なのは、この時期交通機関はどういう状態になるのかなあってこと。出張できねぇ。宿がねぇなんてことになったら、かなりイヤだなあ。

2002/05/18

羽虫

#夕張メロンパン(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 明大前駅前を歩いて・・・。なんか語感が変だな。

 明大前の明大とは「明治大学和泉校舎」のことで「明治大学和泉校舎」の正門と京王線の「明大前駅」とは、おそらく300〜400メートル離れてるわけで(かつてはどうだったか知らないが)、「明治大学和泉校舎」付近を歩いたのであれば、明大前を歩いてといえば、すっきり。しかし「明治大学和泉校舎」付近を歩いてるわけではなく、京王線「明大前」駅周辺を歩いたのであるから、この場合、明大前駅前を歩いたとなるな。あーっ、うっとおしい。ほんとの意味で、この駅が明大前に近接しているのであれば、どっちでもいいのだけどな。

 だって300〜400メートルと言えば、下手したらバスのひと駅。郷里「チンチン電車(広電)」だとざらのひと駅。「チンチン電車」は、一見してよくわからないシステムやら「紙屋町」の次の駅がまた、「紙屋町」だったりして、他県の人間を頑なに拒むシステム。これは、他県人は間違いなくスパイであろうという仮定から生まれたプロテクトシステム。ウソ。でも引っ越した人は慣れるまで戸惑うに違いないな。

 そんなことはどうでもよくて、明大前駅周辺を歩いたということにしたら、〜前駅前なんて気持ち悪い語感を味わなくてすむではないか。すまん。

 なんの話?

 つまり、明大前駅界隈を歩いていると「STARBUCKS」と「なか卯」の間あたりに大きな蚊柱発見。遠目にもわかるくらいの規模。その中に入って、口を開いて呼吸すれば、もちろん口腔に入ってくる。躍り食いだし、動物タンパクだし、いいことまみれ。じゃなくて、さすがに気持ち悪いので、手の甲にペッと吐き出すと「羽虫(ハムシ)」だった。ということは正式には蚊柱(ユスリカ)でなくて羽虫柱? まあ、どっちでもいい。

 その羽虫柱から脱出すると、上着に羽虫がビッシリ付いていた。しかも、ほとんどが成仏しておるのですな。どういうこと? 羽虫はか弱い虫。ウスバカゲロウと双璧の虫(今決めた)なので、歩く人間との衝突で死んでしまったということ? それとも、ボクの身体から殺虫成分が分泌されてるってこと? どちらにしても悪ですな。

 だから、交尾も終わって死にかけた状態で、たどり着いたひょっこりひょうたん島の上で疲れ果てて成仏したということにしておく。そうすれば、死に水をとってやったということで、閻魔大王に善人をアピールできる。

2002/05/19

記憶に残らないもの

#メンチカツ(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 小雨が降ったり止んだりの浜田山界隈。

 最近、商店街を歩くと銀行の看板がことごとく変わってしまっているので、少しだけ新鮮な気分にさせられる。ホームセンターの前の灰皿でタバコの小休止。真新しい藍色の看板を見ながら、かつてそこはなんという名称の銀行であったのかを思い出そうと努力してみたが、どうも思い出せない。DなのかFなのか?

 つまり、銀行再編なんて大仰な変革も生活者の視点からだと、とてもつまらないものなのだな。

 商店街をトボトボ歩くことが多い。ちょっとした趣味みたいなもの。そこでどうしても気づかされることがある。商店街ってのは、長い不況のせいで元気なところとそうでもないところに色分けされていて、元気なところの共通の特長といえば、同じカテゴリーの店舗がかなり近接して2軒、3軒必ずあるということ。

 八百屋、魚屋、肉屋、惣菜屋なんて食料品を売る店がかなり狭い範囲に何軒もある。隣接してるところも少なくない。こういう商店街は活気がある。

 それは競争してるからって言えば単純で分かりやすいような気がする。しかし、その競争を少し丁寧な言い方になおすと、お互いに商品を補完しあったり、得意を突出して表現してみたり、同業もしくは近業で、直接にも間接にもかなりの情報交換をしてるのが並べてる商品で理解できる状態のこと。決して値段をくぐることだけに邁進してデフレに貢献してるだけってわけじゃない。店員の声や身のこなしも概ね、気持ちいいしな。

 ようするに銀行ってのは、今まで何もそういうものを発信してなかったのだな。そりゃ、忘れるわい。

 再編したばかりの銀行の窓口で差異があるとすれば、どんどん態度が雑になっていって、あそこよりここの方がまだマシだなってことくらい。これは、生活者からの視点。

 再編? まだまだ、これから。

2002/05/22

はしご車

#ゴーヤサラダ(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 この時期午後7時といえば、日の入りから15分ほどの時間。しかし余韻というか反射光というか、うっすらと日差しが残って、まだまだ明るい状態。実に気分がいい。陽がここまで延びてくると、なんでもできそうな気分になるので不思議。このまま徒歩旅行にでも出かけたい気分を制して、帰路につく。

 飯田橋の消防署で巨大はしご車の納車を間近に見た。運転手のハンドル捌きがカッコよかった。BGMにサンダーバードのテーマを流しながら、ずっと見ていた。バカ。

2002/05/23

緊急自動車と力コブ

#やきそば(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 神保町の古書街を駅に向かって歩いていた。突然、サイレンがけたたましく鳴って、覆面パトカーが2台近づいて来る。

 オレの累積軽犯罪が満期に達したのか?

「とにかく逃げなきゃ!」

 なんて、アホなことはなくて、猛スピードの覆面は、片側3車線の靖国通りを走る。そして、目の前の中央分離帯の切れ間から反対車線に突入。

「えっ?」

 こんな大通りの反対車線に入るパトカーなんて初めて見た。どんな事件? こりゃ大げさ過ぎないか? と思ってたら「緊急自動車が通過しまぁーす! 緊急自動車が通過しまぁーす!」の大音量。しかも、声がおびえたようにかなり震えてる。

 その声がいかにも「あーん。勢い余って反対車線に突っ込んじゃったよーっ。怖いよーっ」と言ってるよう。交通量を確認すれば、両方とも同じ量くらいなので、反対車線を走った方が遅くなりそうな気配。たぶん、やらかしちゃったのだな、事故なく目的地に着くことを祈った。

 そこからしばらく歩いて、神保町駅A7階段の近く。2人の若い娘がおしゃべり。小柄な方がTシャツを肩口までまくり、力コブを作って自慢げになにかをしゃべってる。確かに「注射うってるんじゃねぇのか!」と言いたくなるくらい常人離れした盛り上がり。視線をくぎ付けにする。この筋肉の目的は?

「やっぱり、逃げなきゃ」

2002/05/25

ほんとうの子孫

#春巻き(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 天気がいいので、ちょっと気晴らしに新宿西口。

 ビックカメラ西口の新店へ。まあ、予測はしていたが、カリヨン橋は明日のセール狙いの徹夜行列。店舗内はアリが砂糖にたかってるように、ヒトがウヨウヨ。すごいことになってますな。こういう光景を見ると、なんの目的もないのに店舗に入るのが悪いような、もうどうでもいいような気になって入店断念。今回の新店は小田急ハルクのテナント出店なので、同じ建物のスポーツ用品店に入る。

 スニーカーを5分ほど選んで購入・・・。購入・・・。小田急カードと金を持ってったまま、店員が目の前から消えて5分経過。

 そうだった。ここは百貨店というところなのであったな。ビックカメラに来たつもりになってたから、いつものペースを忘れていた。そういや、だいたいこんなペースだった、百貨店というところは。

 やっと店員が商品とカードとレシート持って帰ってきた。

「遅いぞ、オラ」

 と少し強めに言ったら、若い定員は少しく恐縮。オメエのせいじゃなくて、この百貨店のバカなシステムのせいだけどな。ビックカメラと同居して少しでも、このおとろしく、とろいシステムが変化してくれればいい。だいたい、こんなシステムで、たくさん売れる商材を偶然つかんでしまったらどうするんだろ? 大行列の地獄絵図。

 もしかして会計煩雑にしてるのは、ヒマなので仕事してるって気分に浸りたいためのシステム?

 全国百貨店は量販店をどんどん誘致して少し刺激うけるべきだな。ヒトもモノも土地もそろってる条件はすべていっしょなのに、こんなに機能が違うってのは、やっぱりおかしい。あつかう商品に違いがあるってのは、当たってないな。

 刺激をうけてから、質の性格づけを再度やり直した方がいい。

 百貨店の起源を三井高利の越後屋までもっていけば、血脈というか単純な流れは三越だってことになって、いばりたければいばればいいよ。バカ。ってことになるけど、三井高利の精神性っていうか、革命的な商システムの流れをトレースしたら、今の量販店に行き当たるのは間違いない。

 武家、大名向け商売をバカにして、町人向けに現金掛け値なし、ハギレ販売で革命を起こした、直系の子孫が、今の百貨店。オレが三井高利だったら、勘当してビックカメラを養子にもらう。商精神的な直系はビックカメラ的な小売店に違いないからな。

 今回のような量販店テナント化でプライドズタズタにさてれるとしたら、ご先祖様に怒鳴られてるってことだ。きっと。

2002/05/27

私的次世代

#切り干しだいこん(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 お茶の水駅聖橋口の改札を出たところに、山の手言葉で携帯電話を使ってる裕福そうな壮年の女性がいた。

「さよ〜でござぁますか・・・ご承知おきくださいませ・・・とんでもござぁません」

 なんだか違和感。

 こういうヒトが携帯電話使うようになったってことは、携帯電話の普及もいよいよ天井なのだなと感じた。あとは電話ギライとか、そもそも携帯電話なんて必要ねぇーよと意志を固めてるヒトとか、医療上もしくは身体上の理由で使いたくても使えないヒトなのかもな。

 IDO(au)が参戦して12年くらい経ったかなぁ。後半6年に各社がサーキュレート戦略にシフトアップしてからの勢いはすさまじかった。

 たとえば、12年前のテレビドラマを見れば、おそらく携帯電話はアナログのどでかいやつで、エグゼクティブの記号として使われてたような気がする。金持ちのボンボンとかね。7、8年前だと、できるビジネスマンとか刑事とかの「忙しいヒト」を表す記号として登場してるでしょ。5、6年くらい前から以降のドラマになると、どんなシチュエーションにでも登場していて、エグゼクティブは逆に秘書とかが使ったりすることになってる。

 私的に言えば、今後の携帯電話は、動画送信やら自動販売機でジュースなんか買えなくてもいい。逆に邪魔くさい。インターネット端末としてもメールの受信だけできればいい。

 あっ、どうしてもやって欲しいこと。GPSに常時連動、検索速くて簡単(メモリ内のデータベースで電話番号検索など)。目的地を選んだら、最寄り駅までの経路を表示。地図なんか表示していらないから、画面や音や振動で方角を指示して目的に近づくと、教えてくれるようなやつ。だったら10万でも買う。

 そういうの出てる? 疎いからなぁ。出てたらゴメン、来月買います。