2004/01/07

七草言えるかい?

#牛丼(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 火星。

 錆びてた。

 見た目だと、明日からでも住めそうだった。

 あけましておめでとう。遅いよ。

2004/01/08

今日、冬将軍に会った

#ビーフシチュー(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 寒風。北風。シベリア高気圧。

 満員電車。着ぶくれ。咳き込むヒト。ウィルス飛散。

 静電気。マスク。うがい。加湿器。かじかんだ指。

 どうだ、冬嫌いになったか! なったか!! クソッ。

2004/01/09

キレルな! 危険

#うな丼(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 信号が変わって歩行者で溢れている横断歩道。

 一時停止もロクな徐行もせずに侵入してきた左折車におもいくそインサイドキックかましたら、丁度タイヤに当たって、足がもっていかれそうになった。

 怖かった。

2004/01/10

今日の覆面

#ちんすこう(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 寄るな、ボケるよ。

2004/01/11

今日の公告

#イワシの刺身(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 あやしいのは、ポスター自体なのだけれど、とにかく末續があやしくなりませんように(祈)

2004/01/15

シャドーなやつ

#すき焼き(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 最近、駅のホームでのシャドーゴルフをあまり見なくなりましたね。傘なんかで「こうで、こうで、こーっ!」みたいな、傘がなくても「チャーシューメン!」みたいな。まあ、これは国民総出で「そんなことするオヤジはカッコワリー」のコンセンサスができあがったから? ということは、カッコワリーと思われるとイヤなので、やらないけど、実はやりたくてムズムズしてるオヤジがたくさんいるということになり、可哀想だなオヤジ世代。

 いや、そうじゃなくて、景気がワリーので、接待ゴルフが激減。ゴルフ好きだけど自費で行くのもなんだしなあ、ここはちょっと辛抱して「ガーデニング?」ってことなんでしょうか? お父さん貴方は雑草だよ! 雑草、雑草。つまんでひっこ抜いてポイッ!だよ。ウソウソ。お父さんそれ雑草だよ。三井のリハウス。

 ということで、駅でゴルフのシャドーなやつは、なかなか見つからなくなって絶滅種に数えてもいいよな感じ。

 ところが、本日夕刻。南北線、永田町駅ホームでシャドーモダンダンスやってるオヤジを見た。新種登録してもいいよな感じ。

 片手を胸に、もう一方の手を横に広げて「ズンチャチャ、ズンチャッチャ」な足の動き。陶酔してるよな半目の顔。たぶん頭の中に音楽が流れているのでしょう。

 面白いけど、結構ジャマ。

2004/01/27

ボクはここに居ない

#クリームシチュー(これは今食べたいもので、以下とは無関係です)

 演劇鑑賞。

『レッツゴー! 忍法帖』−劇団☆新感線2003年ゆく年くる年チャンピオン祭り−

 作・演出:いのうえひでのり。キャスト:古田新太、阿部サダヲ、馬渕英里何、入江雅人、高田聖子、橋本じゅん、粟根まこと、こぐれ修、逆木圭一郎、右近健一、河野まさと、インディ高橋、山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル、杉本恵美、タイソン大屋、中谷さとみ、保坂エマ、川原正嗣、前田悟、池田成志。

 時は戦国。隣接する堀之内氏、黒川氏、北浦氏が鼎立している。これは、川崎市内の争いではない。決して違う。そして、古田新太氏の今年の書き初めが「やんこまりたい」であっても、ソープランドを探して川崎市内をブラブラしているときに適当につけた地名ではない。絶対ない。たぶんない。

 堀之内の静姫(しずかひめ、馬渕英里何)が黒川城主、裕展に輿入れの日。堀之内、黒川の連合によってミリタリーバランスが崩れることを恐れた北浦氏の軍勢が、堀之内城を包囲した。そして、北浦氏が遣わした忍者が場内に進入。静姫の目の前まで迫っている。

 静姫のお守り役、入谷蔵之進(入江雅人)は単独、襲い来る忍者たちを相手に立ち回り。忍者が放った手裏剣を刀でうけ「これは! 貴様ら北浦の手のものではないな!」。忍者が放った手裏剣には「黒川領、字黒川、マエダサトル。拾ったら届けてね」と刻印があった。なんと、堀之内城を包囲した軍勢の北浦氏の放った隠密だと思っていた忍者たちは、実は黒川氏の手の者であったのだ。

 なぜ輿入れ先の黒川氏に攻撃されなければならないのか? 錯乱する静姫。静姫と蔵之進は、北浦氏と黒川氏が手を結んだのかと疑心を持つ。

 そこへフリーの忍者、猿飛のサダ(阿部サダヲ)と風魔ゴジロー(橋本じゅん)が現れ、静姫たちに加勢。

 謎は謎のままで、とりあえずフリー忍者たちの忍術で城より脱出。あとは、フリー忍者の仲間、傀儡八幡(くぐつはちまん、インディ高橋)と八幡の作った戦車の力も借りて、北浦氏の軍勢の中を中央突破。なんとか脱出に成功する。

 アヴァンタイトル。オープニング。

 暗転、黒川城内。まんぐす姫(城主裕展の義母、高田聖子)と秋葉弾正(あきばだんじょう、粟根まこと)の口から語られる黒いハカリごと。突如現れるビジュアル系忍者、無敵闇王子(むてきやみおうじ、河野まさと)。

 謎と裏切りとバカキャラの連続。静姫の運命は? 静姫に隠された、隠し軍用金の謎とは?

 

 

 なんなんだこれは? 軽いものをもっと軽く、どんどん軽く、無意味に無意味に。って強烈に意識してないと、こういうものは書けないでしょう。ちょっと何か書いたことあるはずのヒトならこの作業がいかに難儀なものか知っているはず。やっぱり、何か意味を持たせたくなるし、カッコつけたくなるというのが人情。でもしかし『レッツゴー! 忍法帖』は、そのニオイの痕跡すら残さない。バカだ、アホだ。真性のバカになるための努力。それは、結構大変だ。

 それがイイモノかっていう判断をさせない。ひっかからないのだから、判断しようがない。わからない。いや、筋はまるっきり分かるのだけれど、たくさん笑わせてもらったのだけれど、わからない。あーわからない、わからない。

 卑怯だ、卑怯。つまり、わたくしを盛り込まない創作はあり得るのか? あり得ないのか? つまり脱表現という、表現がそこにあって「そんなこと考えてる、オマエが一番バカだ!」と言っているのですね。じゃあ、逆に「オマエってもしかして、強烈な恥ずかしがり屋のヒッキーで知られることが怖いんじゃないの」と負け惜しみを言ってみたくなるのはオレだけ? オレだけか。

 

福岡:北九州芸術劇場〈中劇場〉2003年12月28日〜30日 大阪:シアター・ドラマシティ2004年1月8日〜15日 東京:サンシャイン劇場2004年1月22日〜2月22日。