1999/05/06  も ど る  

意外な発見

#冷やし中華←これは今食べたいもので、以下とは無関係です。 ×←これは、体重減少目標到達の記録です

(○=到達、×=到達できてない 4月14日 参照)。


 ゴールデンウィークのせいで、完璧なダイエット作戦にケチがついたね。2キロ急上昇って

やつだな。はじめての「×」ですよ、悲しいのぉ〜。長期休暇用に予定より1キロ多めに貯金

してたやつを一気におろしてしまった、至極慟哭。気をとりなおして一週間以内に「○」に復

帰してみせるオプティミスト宣言!


 と体重のことはさておき、さておいても別になんもなかったんやけどね、実際。なんもなく

ても書いてみせるのが日記の心意気というもんだ(ぜんぜん書いてないけど)!

 朝飯に米を食おうとするでしょ。たとえばだけどね、まぁ〜聞いてくれよ。そいで、冷蔵庫

に納豆を発見する。次にテーブルの上に丸美屋のふりかけかなんかあるとするじゃないですか。

そうすると、悩むわけですよ。精神的には両方とも食いたいわけ・・・いや、両方食え! っ

て命令されるわけだ、脳髄あたりから。

 でね、朝から2杯食べれるような状態じゃないから、両方とも日持ちするもんだけど、比較

的変化の激しい「納豆」を選んじゃうでしょ。人類の合理的選択ってやつでね。

「納得いかね〜なぁ」って気持ちでいっぱいになりながら、ハシで納豆かき回してる自分に気

づいて、悲しくなって旅に出たくなったりする今日この頃のセンチメントなマイハート(アホ

ですな)。

 そいで朝だからボ〜ッってしてるでしょ。そのスキに目をつけてさ悪魔が登場するね・・・

ほとんど反射神経に近い形で、納豆のっけたご飯の上にふりかけぶっかけちゃたりして、見た

目じゃ「もーだいなしさ」状態。

 しかし、食ってみると意外にうまかったりする。

「エジソンめ、オレと勝負しろ!」的こぶしをハシを握ったまま天に向かって突き出す体育会

系のアドレナリン男に変身してしまうという健康的なハナシ。


「だから、みんな、朝飯はちゃんと食えよ!」ちがいますね。はい。


 ということで、ヒトってのは、考え抜いてなにかを発見するってことはあんまりないですな。

だいたい、ボ〜ッ♪ ってしてるときに、なんか創っちゃうとか発見しちゃうとかが多いし、

考え抜いて創ったものって、あんまり自分に感動を与えてくれないな。しんどいから、もうい

や! ってなることが多い。脳味噌ってホンマどうなってんのかね? 不思議やね。

 蛇足だけど、脳移植ってのを頭の中でシミュレーションしてみるでしょ。理論的に可能にな

っても無意味だって結論になるじゃないですか、今の脳に対する万人の認識においては。人格

とか経験、記憶が刷り変わるっていうふうになるから。そんなこと思索しても不毛ですよって

ことになるね。専門家でも結構そういう結論になるんじゃないかなぁ。でも、これすらもほん

とのところは、どうなのかってのはわからんね。脳を移植しても記憶と経験のバックアップと

っておけばっていう理論が構築される可能性もあるし、身体との調和でその辺のところが蘇生

するって理論が将来でてくる可能性だってあるもんな。

 はい、蛇足終了。


 でね、納豆とふりかけブレンド的発見が今日のテーマ。


 気がついたら、サイフの中が5円玉だらけになってるんですよ。原因を追求したわけさ。ど

うやら、1日1回駅の売店でガムを買ってるのが犯人らしい。今105円でしょ。一回買うたんび

に5円玉がふえていくという、しごく当然の現象。雑誌やらタバコやらとまぜて買うから、気

がついたら、5円玉長者になってるわけさ。あたりまえだね。

「邪魔だ!」5円をどなるものは5円にどなられる・・・という妖怪チックなアホな新作故事

をつくりながら、泣くしかないのよ。つらいわ大人って。

 でね、ゴールデンウィーク中にさ。長い間列車に揺られるから、駅の売店でね2個買ったん

です、ガムを・・・「クロレッツクール」の板のやつをね。そしたら、おつりにさ・・・5円

玉が入ってないじゃないですか! 当たり前だけど。この発見によってこれより2日1度、2

個ガムを買えばいいという偉大な発見をしたと(書いてて虚しいなぁ)いうお話。


 つまり、就職の人事担当はバカみたいに積極性を訴える学生ばっか採らないでほしいなぁ〜

という結論ですな(強引にもほどがあるちゅ〜ねん)。脳味噌がそういう風になってる以上、

絶えず積極性を訴える人間が創造性を持ってるとはどうしても思えないからね。まぁ〜当然、

最初はそういう態度が大事っていうヒトもいるだろうし、長い経験で騙され続ければ虚飾と本

質の違いを見抜く能力持ってるはずだからオレなんかが言っても笑われるだけだけどね。

 対極から言えば、就職や面接のハウツー本買って真面目に読んでる学生は大したやつじゃな

いってことだから、買ってもいいけど真面目に読むのはやめましょうね。まったく健康食品で

すから、その本って・・・それでダメなら最初からダメなんだと、呪わずあきらめましょ。

 裏に道ありですよ・・・「食う」ってところまで降りて考えれば怖いものないでしょ? 就

職なんかさ。カッコつけてあとで困るのは恋愛も就職も同質だし。

 なんのことやらわからんハナシになってきたけど、消極性のなかからだって、結構いいもん

が出てくるという、納得いかんがそういうものだという貴重な落書き。

 アホくさ。





1999/05/08  も ど る  

面接ってと

#イワシのにぎりずし ×


 前回のハナシをズルズル引きずっちゃうと、面接ってことになるね。

 あれはヤダね。就職とか受験につきものの面接ってやつは・・・立場が対等っていう設定で

やられることがないから。お白州に座らされて「さぁ〜正直にゲロしやがれ!」っていう、取

り調べ官と容疑者の関係みたいなもんだ。こっちはそれでなくても、正直だけが武器だから、

たのまれなくてもゲロゲロしちゃうわけさ。それに困ったことに、いやな設定と言ってもそう

いうのでおしゃべりするのは好きだからさ、卑屈になることができない。もちろん、秘匿しな

くちゃいけない関係で入手した情報とかはゲロゲロしないよ。要はできうる限り等身大の自分

を正確に伝えるための、つきはなした表現を駆使できるかっていう、正直も結構な技術力の差

ってことになるな。頭上10メートルくらいの位置から自分をみてきっちり表現できるかってこ

とになる。

「私はバカだから・・・」ってのは楽だから使っちゃうんだろうけど、実は「バカじゃないの

を分かってね」って希望を乗せてることがほとんどでしょ? オレはそう言われたら、いじわ

るだから、失笑をかってでもバカ扱いして本音をゲロさせちゃうけどね。

 就職の面接は予定稿の応酬で、ステレオタイプな行儀のいいもんが勝ちみたいに思われてる

けど、実はそーでもないと思うけどな。いかに正直に表現できるかってのが一番難しいんじゃ

ないか?

「私はこういう人間です」ってのは、ほんとに難しいですよ。いくつになっても自分のことわ

かってないヒトがメチャクチャ多いからね。

「私ってこういうヒトなの・・・」この文末表現が出てきたらだいたいウソだね。この表現の

正確な意味はほとんど「私ってこういう芝居で現在生きてますのよ」または「私はこの部分を

誇張してみせてます。そうするとなんとなくカッコよさそうだから」になるね。事前のエクス

キューズはほんとはカッコ悪いんだけどね。楽なんでしょ、きっと。


 また、ハナシがそれそうな予感だから、強引にもどして就職の面接ってことで・・・


 高校の時に伝説の先輩がいてね、すごいキャラなんです。ちょっと頭にきたら、足がでちゃ

うっていう、刃物はでないけど、すぐ蹴っちゃうんです。切れるのが極端に早い思春期にぃち

ゃんなんですけどね。

「わりゃ〜(お前)!」ってそのにいちゃんに、話しかけると次の瞬間、アゴを蹴りあげられ

ぶったおれてるという、ルールもなんもないんですの。交渉なんか皆無なんですよね。なんも

言わずにブッ倒れるまで蹴り倒しちゃうという。あぶない方・・・ふつうのヒロシマルールだ

とね

「わりゃ〜 誰にガンつけとんや(お前、誰のことみつめておいでですの?)」

「なんじゃとーワシに、ブーたれとったら、ブチ殺すで!(なんですって、わたくしに文句言

ったら、命はないものと思いなさいよ)」

「カバチたれんなよ! わりゃ〜、お前こそ死んでもしらんで!(理屈っぽい文句言うなよ!

お前さんあなたこそ、死んでもしりませんわよ)」

くらいの、やりとりがありましてね、胸ぐらつかみあって、ショートジャブを2・3発やりあ

って、だいたい仲介人がでてくるね。

「やめとけ、やめとけ、こげーなことやってもつまらんだけじゃけ〜(やめときなさい、やめ

ときなさい、こんなことやってもなんの解決にもなりませんことよ)」

これが、通常のルールなんだけどね。伝説の先輩はだめですの。

 その先輩が進学だったか、就職だったかの面接のときに、面接官がお尋ねになったんです。

「名前は?」

とね、普通ですよね・・・全く普通です。すると先輩は・・・

「当ててみぃ!(当ててみろ!)」と怒鳴られたそうです。いや、もしかしたら、おもいくそ

でっかい声で、おちゃめにクイズを出したのかも知れませんけど。

 どうも先輩の言い分は、履歴書出してるでしょ? それ見ながら面接官は、お尋ねになって

ると・・・履歴書にはもちろん本名からなんから書いてるわけですよ。それで頭にきたんです

ね。そこに書いてあるでしょ、バカにすんなよ! と。ワカランでもないが「場」のルールっ

てのがものすごく嫌いで正直なヒトなんです。

 先輩はその進学だか就職だかはだめだったでしょうね・・・いいことです。そういうヒトが

どっかの集団に所属しても不幸なだけですから、よかった、よかったということだ。今はきっ

とどっかで立派な事業主にでもなってると予測しますよ。それしかできないでしょ。でなけれ

ば、無理矢理組織に入って犯罪者になってるのでしょうか?

 まぁ〜なんて言うんでしょうか・・・就職の面接なんてのはワンチャンスですから、そこで

神経質になっていろいろ策謀を巡らすってことになるんですけど、ひとつの折衝の現場として

考えれば、正直にお互いに要望を言い合ったほうがお互いのためってことになりますね。しか

し、自分の希望とか状態とかを正直にってのが、めちゃくちゃ難しい訳です、就職の場合。

 だいたいが、就職を希望するほうが切望してるわけですからね、どうしても紋切り型になる

か卑屈になるかっていう・・・肩こりそうないイヤな会話がつづきます。しょーがないかな?


 自分の例を出してみると・・・前出の先輩ほどじゃないけど、かなり正直にやってきてるの

が多いですから、何度か職場を転々としてますけど、すごく苦痛に感じた職場ってのはないで

すね。

 ある大手出版社にやけくそ受験したときの面接。自分の希望をメチャクチャ正直に言って、

アレやらせろ、コレやらせろ! って言いましてね・・・

「オイオイ、そんなこと言ってちゃんと勉強してんの?」

「してません」

はい、落ちました。とーぜんですな。

 専門新聞社への就職面接で・・・

「それで、○○さんはこの会社に入って、どういうことしたいの?」

「会社のことなんも調べてないですし、知らないですから、半年は先達の言うこと聞いて、黙

ってようかなと思います。その後は、その半年の結果で決めようと思います」

 3人の面接官が「きょとん」とされましたので、あ〜なんかまずいこと言ったなと思いまし

たけど、ここは受かりました。入ってからわかっちゃいましたけど、この会社は変化の端境期

でした。ようするに、組織自体も次に何しようかなぁ〜って時期だったんで、適当にヒトを集

めてたんですね。好きなことをのびのびできて、精神的に楽な組織でした。

 大手コンピューター関連事業の会社で・・・

「それで、○○さんは、いつ頃からきてくれますか?」

「いや、実は転職するつもりはないです。御社の事業を考えてみてると、将来必ずスゴイ会社

になるに間違いないと思いまして。自分の目利きが間違ってないことを確認しに、求人を利用

して遊山気分でまいりました」

「そういうのは、困りますね。失礼なこととは思いませんか?」

「思います。思いますが、こっちだって、どういう会社か直接取材してみて、就職の希望を決

めるという権利はあると思いますが・・・ろくに内部事情も知らないで、就職を希望するって

のは、現在に満足してない人間だけを求めてるってことになると思いますが」

「・・・・・・」

もちろん、落ちました。


 バブル期の売り手市場のときに、求人を利用して面接にいきますとね・・・面接終わったあ

と、足代だと言って1,000〜3,000円くれるってところが多かったです。適性検査なんてしんどい

ことやらせるところは、ちょっといやでしたけど、会社の内部がだいたい分かって、これだけ

もらえるってのは嬉しかったですね。

 もしかして、面接で稼げるかも〜 面接だけで、メシが食えるかも、っていう妄想でいっぱ

いになっちゃいました。楽しいけど、やっぱ試験とか検査があるとやですからね。面接だけだ

ったらプロになってたのに・・・


 おぬしも悪よのぉ〜





1999/05/09  も ど る  

夜道でドキッ

#生ゆばを刺身で ×


 近所の商店街をブラブラしてたら、帰りが遅くなっちゃったね。夕方に家をでて、帰ったの

が午後9時30分だ。

「商店街になにがあるのか?」

いや、別になんもないんですけどね。全国どこでもありそうな、ごく標準的な商店街ですの。

それに、今日は日曜日だし、夕方過ぎだから半分くらい店は閉まってるね。だけど、こういう

ちょっともの寂しい路地をブラブラするのは好きだから、ついつい開いてる本屋やクスリ屋に

入っていろいろ物色して時間の無駄をしちまいますね。

 夏の夕方の商店街なんて、ちょっと侘びた感じで、なんともいえずいい感じになるなんて経

験ないかなぁ。水打ちして乾ききってない路地に夕日の薄ぼんやりとした日差しが当たってる。

買いもののおばちゃんがママチャリ走らせて、クラブ帰りの学生がジャージ姿のままで、買い

食いなんかしちゃってさ。塾に向かう途中のガキが本屋の前で雑誌を立ち読みしてる・・・こ

んな風情が好きだね。老化現象となんと言われようと好きさ。

「間違いなくここに住んでるね」っていう気持ちで嬉しくなるね。生まれ育ったトコロっての

を持たない転校組の生い立ちだから、こういった風景に染まってるってのは、ほどほどに気持

ちいいんだろう。


 帰り道。京王線の踏切に引っかかった。電車の来る方角を告げるイルミネーションの矢印が

両方点いていたからこれは、5分くらい開かないなと思った。階段を登って駅越えのルートを

とるかどうか迷ったが、踏切近くのマクドナルドの貼り紙が「旦那、マックシェイク今日まで

100円でっせ」とほざくので、バニラを1個ご購入ですな。

 店を出ると、まだ踏切は開いていない。店の前に筒型の灰皿を発見したので、タバコを吸い

ながら、マックシェイクを超速吸い上げの技能試験に挑戦!

「マックシェイクを急いで吸うとハグキから血がでませんか?」

 あ〜また、バカなことに挑戦してる、オレって・・・カラオケ連続5曲超熱唱とマックシェ

イク強烈バキュームはどちらが、頭クラクラするか! ゲーム! ドンドンドン、パフパフ♪

と色々な、ゲームを頭の中で妄想しつつ、ヒトリの世界に浸ってたらさ。右やや後方、視界ギ

リギリのところに首を傾げた状態でその様子をのぞき込むヒトを発見した。ドッキリしたぜ。

しかも外人らしい、どうも金髪のアフロなんだもん、そのヒトって・・・。

 たぶん、変な薄笑い浮かべながら、ストローを「チューチュー」やってる東洋人を見たら、

興味津々でのぞきたくなったんだろう。恥ずかしかったぜ。その視線を避けるようにかなり不

自然だったかもしれないが、身体を左に20度転回(とりかーじ)。思い出し笑いをすれ違いの

ヒトに凝視されたような恥ずかしさだな。

 やがて、踏切が開くね。わたる前に、気になるアフロ外人を振り返ったら、例のマクドナル

ド御用達キャラ、ピエロ殿の等身大ポップでした。ベニア板でできたやつ。お腹のあたりに、

ミッキーマウスがサンダバードの隊員になったようなプラモデルの景品をぶら下げてたね。な

んてベタなオチ。

「しんじられなーい」

 くっそ〜、二重に恥ずかしいじゃないか! 巨人が優勝したら、神田川にはめたるからな、

おぼえてケツカレ!





1999/05/11  も ど る  

なんでも食うヤツ

#薬味にオオバを添えたそーめん ×


 一日中、連休中につもりつもった書類作成の仕事やら、中途でほっぽりだしてる仕事を片づ

けていた。パソコンに向かって「カチャカチャ」一日中やってたわけさ。

 夕方、出先からYが帰ってくるね。


私:おかえり〜

Y:ただいまぁ


 モニタ見ながら背中ごしに挨拶してやってさ、Yは帰ってきて早々別のパソコンたちあげて

伝票の記入を始めた模様。プリンタとパソコンの間を行ったり来たりしながら、よく働く青年

であることよ・・・

 Yはよくパソコンと無意味な会話をするヒトなり。「うっ!」とか「クソ!」とかもあるが、

「あんびりばぼー」とか「のーぷろ、のーぷろ」とか「おーまいがっ!」と言うことが多いか

ら、彼の使ってるパソコンはおそらく英語圏のヒトらしいことがわかっている。

 ところが今日はめずらしく日本語教育を試みているらしい。


Y:そうだ、モツといっしょにすればいいんだ。

(そうか、今晩はモツを使って自炊するんだな、エライ! エライぞ青年)

私:今晩か?

ふたりとも仕事に集中しながら、背中越しの会話は続く・・・

Y:いや、明日の朝。明日来るから・・・

(朝飯からモツ煮か、人間胃袋のYらしい)

私:煮込み? なんといっしょに煮るの?

Y:伝票といっしょに。

私:ふ〜ん・・・そうか。

Y:そのほうが、安くつくからね。


ーおよそ1分間沈黙ー


私:伝票?

Y:そう

私:モツと?

Y:そう

私:そうか・・・いいの?

Y:その方がいいでしょ?

私:いいかもね。

(ふたりとも集中力は絶好調ですな)


ーふたたび1分間沈黙ー


私:どうすんの? それ、食べるの?

Y:なにを?

私:モツさ・・・

Y:なんで? 食べないよ。

私:そうだよな。

Y:当たり前じゃないですか・・・

私:でもさっき言ったよ。

Y:なにが?

私:モツ食うって・・・

Y:言ってないよ。

私:じゃ〜なに食うのさ?

Y:決めてない。

私:そう。じゃ〜伝票は食うのか?

Y:食わないっすよ!

私:・・・・・・??

(ときどき、私がこういうシュールネタでまわりを困らせるクセがあるので、またか・・・と

いった感じ、ところがこっちは、大まじめ)


 たまらず振り向くとYは伝票記入にもう夢中さ。


私:明日の朝モツが来るんだよね?

Y:来ますよ〜♪

(鼻歌まじりさ)

私:じゃ〜煮ようよ!

Y:なんで!

私:伝票といっしょに煮るんでしょ?

Y:なんで煮るんですか! 煮ちゃいけません!

私:そうか、そうだな・・・

Y:そう! 絶対に「メッ!」


後記:その後、判明したことだがYは「明日荷物が到着するから、伝票を一緒に同梱して別送

   するのをやめて、節約してやるんだみょ〜ん」と言ってたらしい。荷物とモツがずっと

   行き違ってたんだな。人騒がせなやつめ。


 オレは悪くないぞ! 普段からドッグフードをウイスキーのつまみなどにしてしまうYが悪

い! この際、変なひとりごとは許してやろう・・・





1999/05/12  も ど る  

ガムでGO!

#煮餅でぜんざい ×


 人類のかかえた様々な問題。それを凌駕しようとするウムことのない戦い、挑戦。

 「絶望」ときにそれは人類に大きな希望を生み出す喜びを与える、苦悩という賛歌。

 そしてヒトは〜 想像を越える・・・(ビジュアルは、ハダカのにいちゃんとねぇちゃんが

無意味に直立したままグルグル回ってるね)。


 という訳で「ガム」ですな。

 昨日登場のYにさ、口さびしいだろうと侘びしくおもってさ、ガムを恵んでやると・・・

「なにこれ〜 味がすぐなくなっちゃうじゃん、ふん」

 って言うのさ。くやしいにも程があるね。

 ドッグフード食うやつにガムの味がなくなったくらいで文句言われたくないときたもんだ。

 こんな屈辱をうけて黙っているオレじゃないね。味がなくなるなら、なくならないように科

学してやるんだみよ〜ん。科学か? ふむ、科学ですな。

 舌の味蕾(みらい)構造やら、咀嚼(そしゃく)した後の処理方法。様々な思考実験を行っ

てみたが、この辺はメーカーが考えればいいもんね。オレにはできん! しらんもん。

 というわけで、一発結論!

「噛まない! なめつづける」

 お〜なんと、コロンブスのたまごふりかけ、コペルニクス的てんかい上人。自分の発想に感

動してむせび泣くね(ウッウッ・・・)。

 そうと決まれば早速検証実験。

実験に選んだのは、ロッテの「マンゴスチンガム」。

マンゴスチンの物足りない果実量で悲しんでるヒト

がその味を存分にたのしめるという、すぐれもんだ。

 まず最初は、通常の噛み方でどれくらい味が持続

するのかを検証する。パソコンの時計をにらみなが

ら、スタート! 個人差はあると思うが、とりあえ

ず、味がなくなったなと思った瞬間までの時間は・・・

 結果・・・3分11秒(通常咀嚼)

 
ということだ。鮮烈な味が持続する時間は最初の30秒くらいだが、まぁ〜なんとか最初の味が

残ってるなっていう時間は意外と長い。

 口内をニュートラルな状態に戻すために10分ほど休憩して、次にペロペロ実験に入る。まず、

板ガムをとりだして、なめやすいように愛媛名産「一六タルト」状に、クルッと丸めるね。

 やはり、ガムはなめるようにできてないので、なめ始めると表面の味だけをとりさって、速

攻で味がなくなる。しかたなしに、舌と上顎つかって圧力をかけると、少し中から味がにじみ

でてくる。これはなめるというより、舌と上顎をつかって咀嚼してるようなもんだな。ガムは

しだいに体温と同化して、牛肉の脂身を口に入れたような感じになる。それでもまだ、かたい

部分とやわらかくなった部分が混在して、そのかたい部分から味がにじんでいるのがわかる。

最後は、それもなくなって、咀嚼したときと同じ状態になってしまった。時計を確認。

 結果・・・8分28秒(ペロペロ)

 ほら、2倍以上の持続力だ(ものすごく物足りない気分だけど)。

 メーカーのヒトに提案するね。「かんだあとは紙に包んでくずかごに捨てましょう」の表記

の下に、「すぐに味がなくなるとお嘆きの場合は、かまずになめまくりましょう」とパッケー

ジに印刷すべきだな(ウソだけど)。


 しかし、こんなアホなことやってていいんでしょうか? もちろんいけませんね。仕事しな

くっちゃ・・・





1999/05/19  も ど る  

5月病だってさ

#ナスのぬか漬け ×


 そうそう、あんまりありきたりすぎて、言い古されて、なんだそれ? ってな具合な、5月

病の季節なのだな・・・

 生まれてこの方「わちき、5月病でごんす!」ってヒトに出会ったことがない。自分もこれ

はもしかすっと、5月病ってやつだな・・・って自覚症状に目覚めて、せっかくだから誰かに

うつしちゃえ! ってなご陽気な気分になったことはない。ご陽気なら5月病じゃないのか。

そうだ、5月病は鬱々としたもんらしいですぜ、だんな。

 そうつまり、5月に鬱々とした状態になったら、5月病だ。6月だと6月病って呼びたいだ

ろうが、神はそれくらいの誤差をお認めになっているので、めんどくさいから5月病って言っ

おいたら?・・・ってな具合の5月病とよんで構わない宣言をしてるらしい。ほんとのところ

はわからない。

 つまりだ、おそらくだが5月病ってのは正式な病名ではないであろうことは想像できる。じ

ゃ〜なんだ? ってなことになると、たぶん、傾向としてそういうのがあるのよ・・・だから

脅迫的に「病(やまい)」に仮装させて、注意を促してるということですな。

 交通標識でいうところの「!」(その他の危険)に似た、具体的にどうだ? ってなもんも

ないけど、やばいもんはやばいっていう注意警報的、お役目が「5月病」ってものには、隠さ

れてると考える。


 もっと突っ込んだ意見。とはいっても巷間でも股間でも当たり前のように言われてることだ

が、日本には4月に「始めちゃうからね!」という、田植えから来てるのか、なんなのかわか

らない因習のような、行政的行為のような、年度始めというのがある。

 引っ越しやら、転勤やら、入学やら、就職やら、みんな4月に集中攻撃。4月もたまらんな。

ということで、日本人は4月にアドレナリンをドバッと出して、神経細胞のレセプターは開き

っぱなしの興奮状態。しまいに春だから、モエモエ気分も手伝って、全国的にイケイケ満開。

それが一転5月になると、新生活への慣れも手伝って反動的、狭窄状態。つまり鬱々というこ

とらしい。理屈ではそういうことだというのを学生時代に聞いたことがある。

 でも、経験ないんだな・・・そういうヒトも自分も。

 だから、実見してみたいな5月病なんだが、その辺に転がってないか? 転がってても困る

けどね。まぁ〜一応そういう言葉がある以上、日本では鬱病の発病は5月が最も多いという統

計でもあってしかるべきだが、もちろん専門ではないので、判然としない。

 とにかく、5月病について、お前はそんなに知りたいのか? って聞かれても、いや別にそ

うでもないんだけど・・・とりあえず、9月に年度始めの他国なんかでは、10月をどういう風

に判断してるかは知りたいもんだ。


 午前中、会社のオヤジが熱い茶をすすりながら、新聞読んで、

「なんかやる気しねぇなぁ〜 5月病だな、コリャ」

って言ってたのは、当然のことながら、経験からはずしておいてしかるべきですな。





1999/05/20  も ど る  

「ごめん」

#贅沢に作り上げた「サッポロ一番塩ラーメン」 ×


「ありがとう」これはいいでしょ。もちろん、言いにくい相手ってのはいるけどね。まぁ、心

込めたフリでもして「ありがとう」って言っておけば、人間関係良好! ってな具合で「机の

上にウンチ発見事件」なんてのが起こったとしても、第一容疑者として証拠もないのに、普段

の印象が悪いので、君を犯人として、ここの狭き集団的結束を維持しようじゃないか! なん

て災いを避けられる。

 人間が相手に対して、嫌悪をもつのは「正しき行いをしていない」という理屈よりも、もう

悲しいくらいに、しゃべり言葉や顔つきが優先される。つまりファーストインプレッションと

いうやつですな。そいで老いたれば、その読心術にも磨きがかかり、最初の印象と以降の相手

に対する見方に揺らぎがなくなるというもんだろう。さらに老いたれば、多少の悪印象にたい

しても寛容さを有し、悪しき顔すなわち悪人である。なんて域に達して、頑固一徹、星明子な

んて、わけわからん高飛車な人生訓辞。だけど許そう! オレって心が広いのだからね。って

ことになるんだろう。

 次に聖者たれば、人間ってなんでもありね。それもいいんじゃなーい。オジサンも若いころ

は悪かったのさ! へへっ。くらいで、ものわかり最大級の、お前「広辞苑」丸飲みしただろ、

だって、顔が四角いもの・・・

 つまりさ、歳を重ねて人間丸くなってもね「広辞苑」なんか飲んじまったら、顔は四角くな

るという解剖学的にごくあたりまえの証言。はい、ちがいますね。


 問題は「ごめん(なさい)」をどう演出するかってのが、結構技術的に難しいということだ。

和気あいあいのちょっとした、ミステイク。たとえば、約束の時間に10回のうち1回5分くら

い遅刻したってのは、相手がよっぽど心狭きヒトか虫の居所が悪い状態でない限りは、か〜る

く「ごっめ〜ん」で一発解消めでたし、めでたし。

 しかしだ、次のふたつのキレイな演出は・・・不可能に近い。


1、相手に著しく嫌悪を感じてる場合。

2、あやまって済む問題じゃないと、関係の中で判断された場合。


 相手のことがめいっぱい嫌いな場合、とりつかれたような芝居をするようなヒト以外は、ち

ょっと無理だぜ。気持ちよく「ごめん」、素直に「ごめん」ってのは言えない。とんでもない

行為をしちまった場合には、あやまるという言葉より一生つくすとかお金で解決するとか、腹

かっさばいてお詫びするとかの行動をともなわないと、言葉でバランスなんかとりもどせない。

あやまりたい。あやまってすませたいけど、あやまることによって相手を逆上させる危険性が

あるので、おいそれと発語しにくい。でも、とにかく泣きじゃくりながら、詫びなきゃ。だか

ら演出なんかできたもんじゃない。


 逆にすごいヒトってのは、「ごめん」と自分が発語する状況を人為的に作り出す。関係の揺

らぎをわざと演出することによって「ごめん」という言葉で、その揺らぎを解消させてしまう

のですね。そうすると、関係が弱冠ハイテンションになるので、商売上手とかそういうヒトは、

こういうのがうまいですな。オレはヘソ曲がりだから、そういうヒトは徹底的に無視するとい

う意識で自己防衛ですけど・・・


 こういうこと書くと「なにかあったの?」って勘ぐるヒトがほとんどだと思うけれど、実は

なんもないんですけどね。平和なもんです。いや実際はあるのかもしれないですけど・・・

実はそれが問題。

 わたくし、どうも普通のヒトとくらべて「ごめん」の発語回数が少ないんじゃないか? っ

てことに気づいているんです。ずっと前から。これは、普通のヒトよりもミステイクが少ない

ってのが原因じゃないんじゃないかという直感もあるんですの。

 どういうことかというと、ミス、非礼、罪の意識・・・どうもこのあたりが頭の弱いヒトの

ようで、理解力希薄。相手の感情に対する心配りがどうもうまくいってないようなそんな気が

しますのです。なんか、いやな顔してるな、怒ってるのかな? ってのはわかるんですけど、

なんでそうなの? って理解力がほとほと、情けないくらい弱いらしい。


 つまりですね。今までの全部とこれからの全部、ここで全部「ごめん!!」。

 だから、許せ! 許さなくてもいいから、説教だけはするな(しないでね)、ということで

いかがなもんでしょう? もちろん、だめですね。ごめん





1999/05/21  も ど る  

つっぱってますな

#ほうれん草のおひたし ×


 京王井の頭線で出先より帰宅。下北沢ってとこに行ってました。東京住民じゃないとそのニ

ュアンスは伝わらないだろうが、下北沢ってのは若人集う、東京村の青年団寄り合い所的機能

を果たしている。同じような機能を果たしてる街ってのは結構あるが・・・原宿・渋谷・吉祥

寺・秋葉原。それぞれに香りの違う、集う人種が違うようなイメージを短絡的にもっている。

 これは、もしかしたらワタシだけの強引なイメージかもしれないが、それぞれを解説して、

立証してみても面白い試みであることには違いないのですけど、やっぱり不精だから、そのま

んまをストーレート言うと、下北沢は嗅覚に敏感なイメージですな。

 吉祥寺は耳ね。原宿は眼で、渋谷は触感。秋葉原は排泄機能的イメージ。それぞれに自分の

得意な、または不足してる機能をお持ちのみなさまが集まってるっていうイメージですの。

 秋葉原の排泄機能的イメージはちと説明が難しく、いや説明してもいいですけど、あまりに

生々しい表現になってしまうので、自粛しまして、極めて興味深く一番研究しがいのある街で

あるとだけ言って話をまるめちゃいます。

 あとは、なんとなく理解してもらえるでしょ。ほんとは間違ってるんですけどね、こんなイ

メージは。いや、イメージはかなりいい線いってたとしても例外が多すぎて究理的論証にはほ

ど遠いもんですし、集うのが好きなヒトたちはだいたい掛け持ちで、それぞれの街に出入りし

てるわけですから、人間の多様性と移住性(運動性)から言ってもおかしなイメージなんです。

 まぁ〜 とにかく下北沢って街は、ワタシの頭の中では「鼻」ってイメージになって定着し

ていると、思ってくだされ。部屋のなかで「アロマテラピー♪」なんて盛んにやってるヒトは

なんとなくこの街に集いたくなると強引なイメージもってますの。もしかしたら、将来「ソム

リエ」目指してますってヒトもこの街は好きかな? って具合です。根拠いっちゃえば、そら

虚構にちがいないですね。って言われるに違いないですし、大仰な都市論で微分化できれば楽

しいからいつかやってみたいってな気分もなきにしもあらずなんですが、そういうのは老後の

趣味にとっておくと決めてますので、あんまりつっこまないよう。


 それはさておき、よく言われてる「座り若人(ジベタリアン)」というのに今までお目にか

かったことはなかったんですけど、その井の頭線の電車の中で初見いたしました。しかも、二

人同時に。

 座ってましたね・・・明らかに電車の中で胡座かいて、いきがってました。いきがってるん

ですけどカッコ悪いんですの。いや、電車の中で座ってみせてるっていうその構図そのものが

カッコ悪いってんじゃなくて、いきがり方がなさけない。

「寄らば斬るぞ!」

 って迫力がぜんぜんないんですよ。だから、ほんというと若人のいきがりとしてはチンピラ

クラスなんです。座ったはいいが、まわりがどういう反応をしてるのか、相手からどういう風

に見えてるのかってのを、もう気にしちゃって、気にしちゃってるのが、電波に乗って伝わっ

てくるんですよ。そんなに小心者なら、やめときゃいいのに・・・

 まぁ〜見た目の迎合を率先して行う輩(やから)ってのは、こんなもんだってのは分かって

るので「道にウルサイ怖いおにいさん」でも乗ってこないかなぁ〜 乗ってきたら面白いのに、

ってほんとは微笑ましくながめておりました。「道にウルサイ怖くないおじさん」たちは、眉

間にシワよせて、しかし眼だけはあわさないぞ! だってコワイからね的、空気で対立してる

ので、そこには変な空気がよどんでいるという、よくありがちなニーマ状態。

 こちらも、もちろんそれに便乗しているのですけど、彼らがほんとはまわりの眼を怖がって

るというのが見えたもんですから、股間近くにある頭にヒザ蹴り食らわせば、どういう反応に

なるのだろうか? と妄想しまして、おそらく「いきがってる都合もございますので、迎撃さ

せていただきます」ってことになるんだろう。それはめんどくさいね。痛いし。

 そこで、卑怯な手を使ってみることにしたんですの。次の駅でドアが開き、ヒトが出入りす

る運動エネルギーを利用して・・・

「これって不可抗力だわ」

 っていう動きを演出いたしまして、手前の男の頭をチコっとだけヒザ蹴り。

 するってとね。立ちましたね。金髪、耳タブ穴だらけ、眉毛剃りまくりの兄ちゃんは、なに

も言わず、スクっと立ちました。なんてカッコわりーんでしょ。

 普通すぎるわ、この若人は。


 せっかくさ、一生に一度しかない公的に認められた最大のモラトリアム期間をお過ごしあそ

ばされてるのだからさ、もっとカッコいいことしようぜ! せめて、胡座かいてタバコ吸いな

がら、菓子でも食ってさ、迫力だけでヒトを寄せ付けないちょっとしたオーラでも出してくれ

よ。中途半端にヒト真似でいきがってもさ・・・その根本にある意味に触れられないだろ?

 まぁ〜いいか。そんなもんかな・・・その魂は大人になっても変わらないよ、残念だけど。

めいっぱい歳とって、同じような映像みてさ、行儀に意味もなくうるさいオヤジになってくれ!

 どっちみち一本道だ・・・南無阿弥陀仏。





1999/05/22  も ど る  

無記憶術

#タイムまみれのジャンバラヤ ×


 キメの言葉ってのはありますね。ここでちゃんとキメないと、だめだよってのがあります。

いや、ほんとはあるはずなんですけど、どうも普段の自分の会話術の中にはそういうのがみ

あたらないです。オチでも殺し文句でもなんでもいいんですけど、そういうのがあって、し

っくりきて、相手も納得してめでたい! なんてのがあればいいんですけど、ないですね。

 だいたい、そういうしっくりとくる言葉ってのは、あとで考えるとウソっぽいし、落語の

下げの部分なんか、ちと恥ずかしくなりますね。

「そんなんでいいの?」

 って思っちゃうもんですから、だいたい会話はクドクド系です。しかも記憶力悪いっての

もあって、同じところをグルグルしちゃうし、繰り返しは必要以上です。つまり、相手に繰

り返し聞かせたいとかいう強調の意味でそうなっちゃうんじゃなくて、自分で記憶するため

にただ一方的に同じ話を繰り返すってのがどうしようもないクセになってます。

「じゃ〜 そういうことで、あとはヨロシク!」

なんて、ことは絶対ないですね。

 会話だけじゃなくって、頭の回路もそうなってます。同じことを何回も考えて、結論まで

もっていって、一回やればいいんですけど、何度も何度も同じ経路でグルグルまわってます

ね。これは検証してるっていう思考パターンじゃなくて、やっぱりなにかを記憶しようとし

てるんだと思います。なんでなのかは不明です。

 ただ、学生時代からノートってとった記憶ないんですよ。黒板のを書き写すって作業はや

れって言われればやりましたけど、だいたいがぼ〜っとして、話の断片を未整理のままに書

くことはあっても、つまらなそうに話聞いてるだけで、どっか根本でなんでこんな話聞かな

きゃなんだ? ってな気分でした。だから、小ずるくなってからは、国語と日本史の教科書

をどの時間でも読みすすんで、読破したら、マンガ読んでたような記憶しかないです。

「それでも試験の結果はよかった、それくらい頭はいいんだ」

 ってことが言いたいのか? って思うかもしれませんけど、残念ながら試験の結果が良か

ったことはないですな。好きな課目はそれなりに良かったような記憶がありますが、それ以

外はだめに決まってます。凡人ですから・・・

 だからなんでしょ、きっと。学生時代に自分なりの記憶術みたいなのを身につけなかった

し、書いて整理して記憶するっていう訓練してませんから・・・記憶については、もっぱら

口伝と読書しかないです。一番効率の悪そうな記憶方法しか身につけなかったから、そうい

うことになったんだと思います。それでも頭のいいヒトはぬきんでてますから、教科書一回

読んじゃうだけで全部記憶しちまいましたぜ。なんてヒトはいたんでしょうけど、ワタシの

場合は、よっぽど興奮状態でもないかぎりそんなことはありえませんでした。

 英語の成績が飛び抜けて優れてて、掛け値なしにすごいっていう友人がいまして、鬼神の

ような成績のTってのが同級生でいたんです。ある日、魚屋さんの息子なんですけど、遊び

に行って・・・

「どうやっとるんじゃ?」

 って聞いたら、たまげましたね。まず、教科書120回声出して読むんですと、次に15回書き

写すんですと。ただそれだけだって・・・それだけってあんた! 鬼だ・・・しらん、もう

遊んでやんない! とは言わなかったけど、怖かったですね。そんなことしてるやつがいる

かと思うと。で、一回だけマネして、教科書100回声出して読んでみたんです。正の字つけな

がら。

 そしたらね、あら不思議・・・全部暗記しちゃいました。文章だけじゃなくて単語のスペ

ルから何から。そんときはじめて、あ〜これが勉強っていうんだって理解できました。でも、

続けられませんでした。世の中には変なことがいっぱいあるからね。その情報を閉鎖して勉

学にいそしむなんて、どうやったらできるのさ。だいたい具体的な目標なんか一回ももてな

いで生きてきてるのに、無理ですな。

 しかし、相手に辟易とされないためにも会話は短くスマートにって気持ちはあります。あ

るけど、それやっちゃうと、どうせ記憶ぶっとび系でだめなんでしょうね。困ったな。


 まぁ〜いいか。なんとかなってることだし。





1999/05/23  も ど る  

中毒

#あんまり甘くない生姜湯 ×


 アルコールでもニコチンでもなんでもいいんだけど、中毒ってのがありますね。食中毒と

かそういうのじゃなくて、なかなかやめられないという類の中毒ってやつです。

 ワタシはニコチンとコーヒーとガムくらいがそうかな、って感じです。中毒ってのを冷静

に考えて言葉にすると、過剰な習慣性ってことになるんでしょうか? 死ぬまで続ける習慣

に似たものでも中毒って呼ばれないものもあります。食事とか睡眠とか呼吸とかは中毒って

言いませんよね。肥満を越えて過食に陥るのは一種食事中毒って考え方もできるでしょうが、

基本的にはそんなことはいいません。

 で、普通は言葉が曖昧なままあらゆる現象を統括して表現してしまうっていうのがほとん

どで、中毒たって、原因と一種の病的な習慣にいたるまでには、いろいろあるので、ひとこ

とで中毒って表現してはいけないということになります。つまり、ニコチン中毒とガム中毒

は、中毒って言葉でひとくくりしちゃいけません、本来的なものはぜんぜん違うんですよ。

ってなことになるんだと思います。学究的にはそうなるんじゃないのかなって気がします。

 ただ、ある質量的な違いはあっても、なんらかの習慣性をもたせるものがそこにはあると

いう意味あいは間違ってないので、日本語における日常会話、または意味の世界の円錐の上

部イメージとしては「中毒」と言ってさしつかえないということになるんだと思います。

 直感的に中毒が起こるってのは不思議だって思うんです。そこで、ワンクッション入れて

なんで自分は不思議に感じるのかと考えてみたんです。

 中毒がなぜ起こるかっていうメカニズムは、それなりの専門家の意見があるでしょうから、

そんなのは調べれば、それなりに納得のいく解答は得られるようなもんでしょう。しかし、

自分の感覚のなかで中毒症状が起こるっていうことに「不思議だ」って思う。その不思議は

なぜなのかってのを考えてみたんです。

 まず、ヒトでも動物でもいいですけど、淘汰っていうのがたえず起こってるというイメー

ジをもってます。これも浅学をでないんですけど、環境が生き残る個体を選択するというイ

メージです。このイメージを個体にもっていきますと、生きるに不必要なものは退化する。

っていうことになるんだと思います。まず形態的なものがすぐ頭に浮かんできます。

 シッポが不要になったから退化したとか、直立したから前足(腕)が短くなったとかの類

です。このイメージを形態的なもの以外にそっとあてはめてしまおうと考えますと、ヒトは

身体に悪いことはしないとか、生きるに不要なことはしないという単純なイメージに発展し

てるんじゃないか? ということになります。

 そこで「中毒」にかかるということは、表面上は不要な行為ということになりますので、

なぜ「中毒」というものにかかってしまうのかという疑念が浮かんでくるということになる

と思います。

 この、落とし穴は日常のいたるところで発生してると思いますし、単純な「性善」的な見

方やつまらない教義を生み出す元になってる気がします。

 もう一方で「中毒」というものは、不必要じゃなくて、なんらかの遠因として生きるため

に必要な行為であるという仮説で反駁を受ける可能性はないわけではないのかもしれません。


 しかし、シンプルなもののほうが相対的に真理に近いものが多いと考えると、今までの究

理の歴史がそうだったように、悪魔的な仮説を提示するしかないと、そういうふうになりま

す。直感的に中毒がおこることが不思議だという考えから発展して、射程の短い複雑な個別

的解決を行ってしまうと、その総体はつかみにくいものにしかなり得ないということになる

んだと思います。これはますます複雑な運動体であるヒトの行動や思考を考えるのに、神と

いう第三者を通じてしか説明できない、つまりそれは全て因果応報とか運命とかを信じるし

か単純化できないのではないか? ということになりかねません。


 ほんまにそうかね?? オレは絶対ちゃうと思うな・・・


 意識外の意識というものを設定すれば、説明できないものはなくなるわけです。すべて神

のおぼしめしによって説明できちゃうわけですから。それは、己を生かすための高度な文化

的活動に違いないと思いますけど、ほんとは違うんだと思います。

 今は結構、科学がその問題に接近していて、本来的なタブーを破壊するところまで来てる

時代なんだと思います。科学自体がせっぱ詰まったところに来てるとイメージしてるヒト特

に当事者である無能な科学者なんかはたくさんいるわけです。ところが、どっこいパラドク

スはどんどん転換され続けてて、土着的なものとばんばん対決してる時代であると思います。

多くのヒトは感覚的にそれを受け入れる精神状態にないのも事実だと思いますから、これか

らすんごいことが起こるのよ・・・って予感がビシビシ来てるんですけど、それがなになの

かははっきりとはわかりません。とりあえず不安だから、強烈な教義や肉体の拘束をともな

った修行に身を委ねてしまわないとたまらないという衝動も分かるような気がします。


 ここまで読めたヒトは相当すごいヒトなんだと思います。なんてったって考えつくして、

ちゃんと言語中枢で反芻してきちんと論理だてて書いてないですから・・・こら変だって感

じている場所でそのまま文字を組み立てるような作業してますから、非常にわかりにくいこ

とになってるに決まってますからね。たまにはこんなんもい〜かなと思って・・・


「中毒」と「よりよく生きるためのメカニズムが本来的に備わっている」という相反したイ

メージを統合するための理屈はあり得ません。どっちかが間違っているという風にしないと

単純化することはできません。さきほど悪魔的な仮説を提示するしか説明できないんだと言

ったと思いますが、その仮説というのはどんなものが考えられるんでしょう。色々な分野で

仮説が可能だと思いますが、適当に考えられるものを列記します。

 まず、中毒というのは現実なので、間違っているのは個体の発展的なイメージであると考

えます。もうひとつ中毒というものが、なんらかの生態的有効な部分を与えているという考

え方を無視します。このふたつの命題によって・・・強引なワタシの中のパラドクスの転換

を行います。


1、進化は個体上において発展的には行われない。

2、進化は偶然の個体変化を自然が選択しているにすぎない。

3、ヒトは潜在意識の中で自殺を繰り返している。

4、中毒は3によって試みられている、慢性的自殺である。

5、宗教とは潜在意識と健在意識(モラルなど)との葛藤を埋める行為である。

6、ヒトが急激な自殺を選ぶことを頻繁に行わないのは、痛みと苦しみの逆行作用のため

  である。

7、生き続けるとは一種の広義の中毒と言ってさしつかえない。

8、幸福と短絡的快感を区別できないのは、幸福が存在しないからである。

9、人生が楽しいと考えるのは幻想もしくは、急激な自殺を回避するための夢想である。

10、生命の維持そのものは潜在意識の中では非常につまらない不快なものと理解されてい

  る。


というのが悪魔的仮説。

 ヒトが生き続けたいとか、永遠の生命を求めるというのは、極めて文化的で宗教的な幻

想であるという考え方ですね。これで中毒と個体行動の不思議は解決されました。

 どう思います? でも、これ頭にいれておくと人間の変な行動や不思議な現象がスッキ

リとした輪郭をもって見えるようになるのも事実なんですよね。若いときにやった訳わか

らない行動も説明できますし。でも違うと思いますよ。自分で考えててあんまり信用して

ないです。

 しかし、補足して言うと、幼児期に親との接触の少ない児童は荒れるってのがあるでし

ょ? 肉体的に接触してないと、自殺願望から逃れられなくなるとか、校内暴力しちゃう

とか・・・これって、個体を個体のままほっぽっておくと、死ぬしかないっていうふうに

説明できませんかね? つまり、肉体的接触でヒトとヒトとを結びつける(つまり倫社で

習った人間ってやつですけど)教育、自分の行為で笑ったり、泣いたり、いやがったり、

喜んだりってのを教えないと、関係を希薄のままにしておくと、本来的な潜在意識の部分

が行動をリードしてしまうっていうふうに読めませんかね。

 自殺を根本のところで制御してるのは、痛みとか苦痛の経験だとしても「生きててもい

いかなぁ〜」って考えさせてくれてるのは、高度な社会的関係じゃないかとも読めるわけ

ですよ。

 つまり、自分の行為や言葉に反応してくれるヒト、自分を経験のなかに取り込んでくれ

るヒトがいれば生きててもいいかな? っていうテンションを保てるんだという考えです。


 これってね『エヴァンゲリオン』っていうアニメーションを観たあとの、自分なりの総

括であり感想なんですけどね。あれを観てこういうイメージをもつようになったんですけ

どね。同時に『もののけ姫』をとんでもない駄作ですな。と思わせた根拠になってます。

だって、脅迫してるんですもの「生きろ!」って。なんか、「たばこ止めろよ!」って恫

喝されてるみたいでさ・・・

「うっせ〜な! 言われなくても生きるわさ・・・しかも、そんなバッチイ古くさい論理

や教義の手をかりなくてもちゃんとできるよ。オレってそのへんにうじゃうじゃいる病人

とちゃうからな!」


トトロは絶対にいない!!!





1999/05/25  も ど る  

自己確認考

#ホットミルクに浸した「ゲタンハ」 ×


 いまから1,000年たつと、西暦2,999年だな。2,000年たつと3,999年だ。当たり前だな。

 そのころ西暦なんか使われてるかどうかは分からないが、とりあえずそういうことだ。

とーぜん、オレは死んじゃっていないと思う。もしかしたら、すごいことになってて、ど

っこい生きてるなんてことになるかもしれないが、たぶん無理だろう。

 そいで、今から1,000年前ってと、西暦999年だ。ふむ。西暦999年に生まれたヒトはオレ

の知る限り「まだ生きてるよ〜」なんてお茶目にもほどがあるって、姿を表したことはな

い。困ったね。

 なにが困ったってあ〜た。

「あんた誰?」って聞いてみたいやない。西暦3,999年に生きてるヒトと西暦999年に生き

てるヒトに。いや「あんた誰?」って言葉が通じなくてもさ。そんときの言葉で同じ意味

のことをね・・・「はんばれいのんて?」でも「うまうまうまにー?」でもなんでもいい

よ。「あんた誰?」って聞いてみたいよね。

 ようするに、あんたって何で自分をささえてるの? ってことなんですけどね。今だっ

たら、性別と出身地と名前と出身校名と職業なんてところでつっかえぼうしてるような気

がするし、昔だったら、100代前くらいからの先祖の名前ツラツラ述べまくっちゃうのかも

しんないし、わかんないね。極めて根拠の少ない予測はできるけど・・・

 はて、西暦3,900年の人間はなんでつっかえぼうしてるんでしょ? どんな精神的座標の

なかにお暮らしあそばしてるのでしょう? 使い古されたつっかえぼうってさ、ツルツル

になって磨耗しちゃって、だんだん意味がなくなってくるでしょ。そうすっと、今でさえ

性差がなくなった、どうのこうのって言ってるくらいだから、西暦3,999年なんてのは、な

んか全然違って、予測もしないことで「ワタシは○○です」って言ってるかもしんないし、

リバイバルして「今と全然かわんないわさ」ってことになるのかもしんない。 

 性別と出身地と名前と出身校名と職業のなかで、最近だなこりゃってのは、出身校名だ

よな。あとは名前に包含された経歴から言っても結構古いんだ。西暦999年ころには、出身

校以外は「ワタシは」のあとにつくものだったのかもしれない。でも、インパクトはちょっ

と違ってるんだよね、きっと。出身地とか名前とかは昔は結構なインパクトもってたんだと

いえるかもしれない。この名前はあるやんごとなき方からいただいた、高貴な名前なんだし

字もウルトラC級の字をもらってるもんねぇ〜 なんてことになってたろうし、出身地は、

今でもあると思うけど、わたしって「成城」ってとこでうまれちゃったのホホホホホ〜♪

「うっせ〜よ!」って以上のインパクトもってたんでしょ。きっと。でも、今は思ったほ

どインパクトないよね。だって、生まれてこの方、成城うまれのヒトの前に出て土下座した

ことないもん。してみたいけどね・・・イヤミったらしくしてみたいけど、普通はしないわ

な。


 そこでだ。

 ごくごく最近のイメージの記憶をさかのぼっちゃうと、どうなんだろ? 昔は結構これ

って使ってたけど、最近はぜんぜんパワーなくなってるなっていうものないだろうかね?

これがないんだ、ぜんぜんない。ちょっとした価値観が変わったってのはあるよ。昔はいい

とされてたことが今はダメってのはある。たとえば、肥満ですな。

 若いヒトは、生まれたことから肥満はあかんですってことになってただろうけど、おじち

ゃんが若いころはね、結構寛容だったような気がする。女のヒトの美人って言われてたヒト

も結構足太かったしね。

 うちのジジィなんかが言ってたもん。

「男がハダカになってあばら骨の場所がわかるようじゃいけん!」って・・・

 フォアグラ生産専用カモみたいにさ・・・食い物強制的に食わされてたよ。腹が裂けそう

で泣いててもさ。「いいやゆるさん!」ってな具合で、にらみつけられながら食ってた記憶

がある。

 だけど、自分のこと名乗るときに「一日5合は飯くってます」とか言わないもんな、却下

だな。

 またまた、どーでもいいハナシになってきたけど、西暦3,999年に希望することね。今は半

分自慢の対象みたいになってる「労働時間」ってやつね。一日20時間働いた〜 オレってエ

ライなぁ〜 みたいなやつがさ。働かないやつほどエライっていうふうになること祈るね。

労働時間が少ないほうが優れてるっていうか、そのほうがいいんだってことになってること

を祈るよ。


「あんた誰?」

「名前はカルンペンダシンダで、まだまだだけど、週5・6分ってとこかな?」

「な〜んだ、まだ0じゃないの? 親とかが泣かない?」

「泣く、泣く、たのむから、もっと○○やってって」


 そうか、そんときは、新しい○○がでてくるのか・・・つまらんな。

 ユートピアもまた幻想ですな。





1999/05/28  も ど る  

酔っぱらい多元中継

#鴨南蛮 ×


 週末の最終電車はとことん満員だな。

 朝の満員電車は無軌道なかぶきものをおぼえず、秩序正しき無言の行者の群れるにて、苦

しからず。ひたすらヒトの圧力と他人の臭気たえしのぶも、悦楽に転換せしは賢者の心意気。


 しかしねぇ〜 週末の最終電車ともなると、かぶきものが多くてね。酔っぱらった連中が

ケツの筋肉に力入れないご迷惑な幽体離脱したような振る舞いで、満員電車の圧力は壁へ壁

へと集中する。

 いや、そもそも人間の体は抽象的にとらえれば逆円すいのうえに頭がのっかってるような

もので、つまり肩幅を最大にして、足首あたりが最低の断面積の状態なのだから、横からの

圧力で、扇形に変形してしまうのだなぁ。つまり、よく考えれば満員の状態では、肩や胸の

あたりが密着して、孔雀の羽のように端にいればどうしても斜めになろうという力がはたら

いてしまうな。

 すいている電車では、壁に体重をあずけるようにしておけば、それなりに楽だが、満員電

車ではできるだけ扇の中心あたりに直立しておくほうが楽なのであるという下らない結論。

いや、下らなくないぞ、今度実験してみよ!

 それは、さておき無軌道な酔っぱらい電車は、ブラウン運動な幽体を乗せて、下戸の私に

無秩序な圧力をかけまくり、人間の臭気とアルコールの臭気を嗅がせ、独り言とも会話とも

つかない騒音をいっぱいにしながら、ご陽気に走り続けるのであった・・・


A「こんど日曜日野球だよ」

B「小便して〜」

C「そうそう!」

A「行くの?」

C「行くよ・・・オレが行かないとヒット3本損しちゃうじゃない」

B「小便して〜よ」

D「降りる?」

E「バター鼻に塗るとおいしいらしいよ」

私(エロエロエッサイム)

B「いや大丈夫・・・今、どこ?」

F「吉田戦車の読みすぎだよ」

D「まだ、明大前だよ」

E「バター鼻に塗ると、おじさんがナメにくるんだってば」

B「え〜っ、自信なくなってきたなぁ」

A「あの振りなら、流したら結構いけると思うよ」

B「小便していい?」

私(悪霊退散!)

F「どこのおじさんが?」

C「そうかな?」

D「それは、いくらなんでも近所迷惑だろ(笑)」

E「朝の通勤電車にひとりは、いるらしいよ」

B「これ各停だろ、なんでこんなに混んでるんだよ」

F「いいなぁ〜 今度やってみようかな?」

A「いつも、引っ張りすぎなんだよ」

私(4番センター、山本浩二♪)

D「最終だからなぁ」

G「三十三軒堂行った?」

B「小便して〜よ〜!!」

E「マヨネーズ塗ると、マヨラーがナメにくるよ」

D「そこまで、言われるとお腹押したくなるな」

私(ぼうこう行為・・・)

H「いや、喫茶店でばっくれてた」

F「だめだな、それ普通すぎだよ」

B「小便してーよ」

G「だれと?」

E「じゃ〜 いちごジャムを塗ると、マヨラーがナメにくる」

C「少し振り遅れればいいんだな、きっと」

H「佐野と河野さんと、あとだれだっけ?」

D「ガマンできなくなったら途中で降りなよ」

A「とにかく流せば、あの振りだとヒットになるって」

B「タクシー代もってないよ・・・今度はもっと早く帰ろうな」

G「なんで、行けばよかったのに・・・」

D「誰がいけないんだ? あのブタか?」

F「じゃ〜 月曜日は、バターとマヨネーズをポケットにいれとかなきゃな」

H「2回迷子になったからさ、もういいやって・・・」

B「だいたい、あのへんぴな居酒屋セットしたのだれ?」

C「じゃ〜 日曜日オレが電話するね」

D「ごめん、それオレ」

G「迷子じゃしょーがないな」

B「なんだよー!」

E「でも、ジャムは自家製じゃないと、だめらしいぞ」

私(マヨラーに捧ぐ、自家製いちごジャム・・・)

D「遅刻した伊藤さんは気に入ってたよ」

H「今度、団地の公園で歌いながらにらめっこしない?」

A「来る2時間前に起こして」

G「なんだそれ?」

B「伊藤さんが? うそだよ〜」

私(イトウサンが転んだ・・・)

H「歌いながらにらめっこして、笑ったら負け」

C「わかった」

D「ほんとだって」

G「それ面白い?」

E「バターも手作りの母乳バターだな」

H「さぁ〜?」

B「小便して〜よ〜!!」


=出演=

・若いサラリーマンA

・若いサラリーマンC

・大学生B

・大学生D

・予備校生風E

・予備校正風F

・修学旅行帰りの寄り道高校生G

・修学旅行帰りの寄り道高校生H

 それでは、次回お会いする日まで、サヨウナラ〜♪